OSX社、会社更生申請へ=負債額は45億レとも=設備売却で再建の見込みあり?
ニッケイ新聞 2013年11月13日
エイケ・バチスタ氏率いるEBXグループの船会社OSXが11日、会社更生の手続きをリオ州裁に申請した。同グループ企業の会社更生手続き申請は石油のOGX社に続き2社目となる。12日付フォーリャ、エスタード両紙が報じた。
負債額は42〜45億レで、フォーリャ紙によれば、社会開発銀行(BNDES)と連邦貯蓄銀行(カイシャ)に16億レ、スペイン系のAcciona社と、亜国、イタリアを拠点とする財閥のテチント・グループに10億レの負債があるという。
手続きを申請したのは国内にあるOSXグループ3社(OSXブラジル、OSX造船、OSXオペレーションサービス)。法的な保護が直ちに認められなければ、3社とも再建は不可能との見方が強い。会社更生手続きが適用されない場合のキャッシュフローは2014年4月にマイナス12億レに達するが、適用されればプラス3180万レとなる見込みだ。
従業員への給与の不払いはないというものの、既に100人が解雇され、一部の土地の返却も必要になる。
エスタード紙によればOSX社の会社更生手続きを行うチームは、BNDESが5億4800万レの繋ぎ融資を行う可能性を見込んでいる。これは2011年に同社が契約し、ヴォトランチン銀行が保証したものだ。
ただフォーリャ紙によればBNDESとカイシャからの10億レの融資の返済が2014年10月まで期限を延ばされ、それが民間のヴォトランチン銀行に保証されたという。
再編計画の戦略は、3つの海上プラットフォームを売却することだ。スイスの銀行クレディ・スイスが売却を交渉しているが、これが成功すれば国外向けの負債を完済でき、余剰金をOSX社ブラジルの再建に当てるという可能性も出てくる。関係者によれば、オランダやオーストリアにある国外の子会社については資産額が負債額を上回っているため、会社更生手続きの適用対象にはならないという。
また、リオのポルト・ド・アスー社(EBXグループ傘下)が建設中の造船所の一部を売却する交渉もある。
〃エイケ王国〃が事実上崩壊の一途をたどる中、エイケ氏はここ数カ月でグループ会社のMPX、LLX、MMXの一部を売却した。OGXとOSXに関しては、買い手がつかないために法的な措置に訴えた格好だ。両社あわせて160億レもの負債がある。
OSX社の株価は2010年の資本投入当時は32レだったのがそこから98%下落し、現在は0・5レとなっている。