メンサロン=ジルセウら16人の刑即執行=未確定判決分は懲役差引き=ジェノイーノも刑務所へ=判事間では白熱の議論も
ニッケイ新聞 2013年11月15日
メンサロン事件の上告裁判の再審理が13日に最高裁で行なわれ、有罪判決を受けた25人の被告のうち、メンサロン計画の首謀者とされる労働者党(PT)のジョゼ・ジルセウ被告をはじめ16人の被告に対しての刑の執行を即刻履行する判決を下した。14日付伯字紙が報じた。
16人の刑執行の内訳を見てみると、メンサロンの贈賄役だった企業家のマルコス・ヴァレーリオ被告をはじめ、クリスチアーノ・パス被告、エンリケ・ピッソラット被告、カチア・ラベロ被告ら、刑期8年以上の被告4人が、近日中に昼間も外出できない禁固刑に服すことになった。
また、メンサロンを計画したとされるジルセウ被告やデルービオ・ソアレス被告、現職下議で動行が注目されるジョゼ・ジェノイーノ被告のPTの3被告や、メンサロンを告発したロベルト・ジェフェルソン被告、ロメウ・ケイロス被告、ジャシント・ラマス被告、シモーネ・ヴァスコンセロス被告の7人(刑期4〜8年)が、昼間の外出が可能なセミ・アベルトに服すことになる。
ジルセウ被告とデルービオ被告の刑は懲役8年を超えていたが、僅差で有罪となった罪状分を差し引くと8年以下となるため、接戦投票になった件の判決が出るまでセミ・アベルトとなる。癌闘病中のジェフェルソン氏は自宅服役を訴えたが叶わなかった。
また、ロジェリオ・トレンチーノ被告とペドロ・コレア被告の2人は接戦投票判決の実刑分を差し引くと懲役4年以下になるため、アベルトとなった。エニヴァウド・クアドラード被告、ジョゼ・ボルバ被告、エメルソン・パルミエリ被告は罰金または社会サービスの刑で確定した。
残る9人の被告に関しては13日の時点では刑執行が持ち越された。その中には、ジョアン・パウロ・クーニャ被告(PT)、ヴァルデマール・コスタ・ネット被告(共和党・PR)、ペドロ・ヘンリ被告(進歩党・PP)の3人の現職下院議員も含まれている。既に刑執行が決まったジェノイーノ被告も含む4人の議員に関しては、議会が最高裁の求める通りに即刻罷免に応じるかが注目されている。
13日の公判では判事たちの間で議論が白熱。ジョアキン・バルボーザ長官は、判事投票で接戦となった12人の被告以外に関しては上告を検討せずにそのまま刑執行を確定しようとしたが、その提案は判事投票6対5で却下された。それに憤慨したバルボーザ長官は「無駄な時間稼ぎだ」との言葉を吐いたが、それに対し、反対票を投じていたテオーリ・ザヴァスキ判事が「言葉が行き過ぎている」と不快感をあらわにした。同長官は、8月の同裁判の審理の際にもリカルド・レヴァンドウスキー長官に同様の発言をして物議を醸している。
また、「裁判を終わらせないように引き伸ばしている」と語ったジルマル・メンデス判事のように、被告人側の弁護人の言動に関し不快感を示す判事もいた。