ニッケイ新聞 2013年11月15日
就任以来、意欲的に移住地を訪問して回っている在聖総領事館の福嶌教輝総領事が9月30日、1万5千人の日系人が住むサンパウロ州サンジョゼ・ドス・カンポス市を訪れ、日系社会はじめ地域住民から温かい歓迎を受けた。
オリオンクラブ、ジャルジン・パライゾ文化協会など日系5団体、日本政府が草の根資金援助を行った市営病院と職業訓練学校「フンダス・オドン・ボスコ」などを訪問。コロニア・パライゾ墓地では桜の植樹も行なった。
移民百周年時、地元市役所や航空技術センター(CTA)等が積極的に協力して建設した同地名物の「鋼鉄の大鳥居」(高さ16メートル)を見学した際は、両国の国民が心を合わせて日本文化普及に取り組んでいることに感心していたという。
アメリア・ナオミ市議会議長は総領事に同行し、「W杯に参加する日本選抜チームを市で受け入れたい」との提案をいった。また日伯両国の親交への貢献を認め、記念プレートを贈呈。カルリーニョス・アウメイダ市長も総領事と握手を交わし、メダルを贈った。