ニッケイ新聞 2013年11月15日
USPでの東大フォーラムとは別に12日、東京大学以外に秋田大、京都大、大阪大、広島大、鹿児島大、芝浦工科大の計7大学が参加し、日本留学を希望する学生や日本の大学・研究機関との研究交流に関心をもつ研究者等を対象に、日本留学や国際研究助成等に関する説明会も開いた。デカセギによる一方的な〃労働現場〃交流から、より次元の違う学術交流に変化していきそうな気配。これもW杯、五輪効果か。
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中島工務店が3度目の修復工事を行い再開した日本館。7月に、9本の柱を組み替える工事をたった3日で済ませた。その手際の良さもさることながら、柱の一部を取り替えて建物を維持させる考え方は当地にない。運営委員会の伊藤誠施副委員長も「何十年も乾燥させ丈夫な木材ができあがる。そうした日本の建築技術が凝縮され、資材も日本から持ち込んだものばかり。まさに日本オリジナルの建物」と語った。