ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | バレーボール=ブラジル女子がほぼ無敗の活躍=国際大会で5度目の優勝

バレーボール=ブラジル女子がほぼ無敗の活躍=国際大会で5度目の優勝

ニッケイ新聞 2013年11月19日

 バレーボール女子のワールドグランドチャンピオンズカップ2013の最終日が17日、日本の東京体育館で行われ、ブラジル代表が日本代表を制し、5戦全勝で2大会ぶり2度目の優勝を果たした。18日付エスタード紙などが報じた。
 ジョゼ・ロベルト・ギマランエス監督率いるブラジル女子は今シーズン絶好調だ。5、6月のモントルーバレーマスターズ、6月のイタリア・アラッシオでの4カ国対抗、9月のワールドグランプリ、南米女子バレー選手権に続き、今シーズン5度目となる国際大会でのタイトル獲得となった。今年は年間通じて35勝1敗という驚異的な成績を残している。現在世界ランキング1位だ。
 ギマランエス監督は「今年は選手に目立った故障もなく、1年戦ってこられたことに感謝している。ほぼ完璧といってもいいシーズンだった」と満足感を示す。今試合では特に、リベロのカミラ・ブライチ選手の活躍、強力なブロックを評価した。
 会場では1万人の観客の声援が響く中、2セット取れば優勝という有利な状況で迎えた決勝戦。第1セット序盤は1対6と日本にリードされたが、17点まで取られた時にオポジット(攻撃専門の選手)のシェイラ、ファビオーラ両選手とクラウジーナ、モニーク両選手が交替したのが功を奏して徐々に追い上げ、ジュースに持ち込んだ後、29対27でセットを奪った。
 第2セットはブラジルが優勢で、ブロックで点を稼ぎ、25対14と大差を付けた。途中16対15と僅差となる場面もあった第3セットも、25対18でストレート勝ちした。
 大会最優秀選手(MVP)にはセンタープレーヤーで主将のファビアーナ・クラウジノ選手(28)が選ばれ、「受賞も嬉しいけど、今シーズンの成績にとても満足」と喜びをあらわにした。「戦いの毎日だったけど、チームが一丸となって頑張った。努力が実を結んだ1年だった」と振り返った。
 なお、19日からは京都府立体育館に会場を移し男子大会が開幕する。ベルナルジーニョ監督率いるブラジル男子代表は19日午前5時10分(ブラジル時間)に、アジア選手権で2連覇しているイランとの対戦に臨み、その後最大のライバルのロシア、米国、日本、イタリアと対戦する。