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東西南北

ニッケイ新聞 2013年11月20日

 サンパウロ市は世界で2番目に正直な街? ブラジルの雑誌「セレソンエス」が全世界21の都市を対象に、市内に財布を12個路上にばらまき、その財布がいくつ戻るかで市民の正直さを試す企画を行なった。財布には、拾った人が盗難したくなるよう、現金を多く入れ、身分証明書を抜いてある状態にしたという。すると、サンパウロ市では九つの財布が無事に戻された。これは11個を記録したフィンランドのヘルシンキについで2位だった。ちなみにリオは四つでワースト4位だった。なおワースト1位がポルトガルのリスボン(一つ)で、ワースト2位はスペインのマドリード(二つ)だったのは経済危機の影響もあるか。
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 サンパウロ市南部カポン・レドンドの市場で18日、現金自動引落機(ATM)から現金を盗んだ強盗の1人が、逃げる前にATMが爆発して死亡した。さらに負傷した強盗の1人が自宅から緊急移動医療サービス(SAMU)を呼んだところ、治療にあたったSAMUの担当者がピンクの塗料で汚れた現金があるのを見つけて軍警に通報。駆けつけた軍警は男を逮捕、2万3500レアルを押収した。死亡した強盗は10年前に同様の犯罪での逮捕歴があり、決して素人ではないはずだが。
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 きょう20日、モルンビー・スタジアムでサンパウロがポンテ・プレッタを相手に南米杯の準決勝第1戦を戦う。この大会に優勝してもリベルタドーレス杯には出場できないが、大会2連覇は栄誉なので健闘を期待したい。一方、対戦するポンテ・プレッタは全国選手権での来期2部落ちが決定的だが、ここでの活躍を来年につなげたい。