ニッケイ新聞 2013年12月3日
ブラジル・サッカー協会(CBF)は11月29日、今年のブラジル国内のリーグに在籍する選手を対象とした最優秀選手と、年間ベストイレブンの発表を行なった。
この選考は全国選手権(ブラジレイロン)での活躍をもとに選出を行なうため、優勝したクルゼイロや優勝争いに加わったアトレチコ・パラナエンセの選手が目立つが、最優秀選手には、クルゼイロ優勝の立役者として今期急成長したと評価されているエヴェルトン・リヴェイロ(24)が選ばれた。
ベスト・イレブンは以下の通り(チーム名の下の数字は年齢)
ゴールキーパー/ファビオ(クルゼイロ、33)
右サイド・バック/マルコス・ロシャ(アトレチコ・ミネイロ、23)
センター・バック/デデー(クルゼイロ、25)、マノエル(アトレチコ・パラナエンセ、23)
左サイド・バック/アレックス・テレス(グレミオ、21)
ボランチ/ニウトン(クルゼイロ、26)、エリアス(フラメンゴ、28)
攻撃的ミッドフィールダー/エヴェルトン・リヴェイロ(クルゼイロ、24)、パウロ・バイエル(アトレチコ・パラナエンセ、39)
フォワード/ヴァルテル(ゴイアス、24)、エデルソン(アトレチコ・パラナエンセ、24)
今年はネイマール、パウリーニョ、ベルナールといったセレソンのレギュラー・クラスがヨーロッパのクラブに移籍したのをはじめ、現状のセレソンも大半がヨーロッパのリーグで活躍する選手で、この中で現在のセレソンに召集されている選手はセンター・バックのデデーのみだ。
だが、最優秀選手のエヴェルトン・リヴェイロをはじめ、得点王に輝いたエデルソンなど、25歳に満たない若い選手が多いことから、将来的な欧州への移籍や、セレソン入りなどを期待できる選手も少なくない。その意味でも、今のうちからここで名前を覚えておくのも良いだろう。(11月29日付・G1サイトなどより)