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広島の天野さんとブラジルで再会=ウルグァイの同級生三上さん

ニッケイ新聞 2013年12月3日

 自動車部品メーカー「三次(みよし)製作所」元社長(本社=広島)の天野孝三さん(88)と、オイスカ・インターナショナルのウルグァイ総局で国際理事を務める三上隆仁さん(88)が10月31日来社した。2人は旧制広島一中(現国泰寺高)の同級生で、10月に南大河州ポルト・アレグレで開催された「第20回世界マスターズ陸上」に出場した天野さんに合わせ、三上さんも来伯し再会を喜んだ。
 天野さんはM85クラス(85〜89歳)の1万メートルと5千メートル競歩に出場し、二つの銀メダルを獲得した。前回大会では金メダルに輝き、連続のメダル獲得となった。
 一方、三上さんは1970年代からJICAの一員として林業、製紙業、パルプ産業に従事し、ウルグァイの産業発展に貢献した。93年にはオイスカのウルグァイ総局を設立し、現在の役職に着任。教育にも目を向け、植林思想普及運動も行った。現在は有用微生物群(EM)技術導入に力を注いでいる。
 二人は07年に母県で64年ぶりに再会していた。以来、お互いが近くにくるタイミングを待っていた。