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東西南北

ニッケイ新聞 2013年12月5日

 サンパウロ市中央部の、ジノ・ブエノ大通りとエルヴェチア通りに囲まれた、以前に幹線道があったところに、麻薬常用者たちが木材やプラスチックで作った仮設住宅が現在100軒ほど建てられている。この旧幹線道は訴訟問題もあって取り壊しが遅れ、その間に麻薬常習者が住み着くようになった。仮設住宅が並び始めたのはこの数カ月のことで、今ではここに夫婦や子供なども住んでいるという。この地は州の予定では、三つの劇場を含んだ文化センターになる予定で、当初の計画であれば今頃は完成している予定だったというが、それが大きくずれこみ、今では2017年にオープンの予定だという。住人の撤去は可能か?
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 4日、人気作家のパウロ・コエーリョに死亡説が流れた。その情報は、コエーリョがいくつかの作品を発表している出版社「セクスタンテ」によるもので、「(コエーリョが)交通事故で66歳で死去した」という文面が同社の公式ツィッターを通じてポルトガル語と英語で1回ずつ流れた。コエーリョ本人がそのツイッター「まだ生きているよ」と返信を送る形で、誤報であることを証明した。
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 経済誌「フォーブス」の最新号で、世界のサッカー・クラブの長者番付が発表され、コリンチャンスが南米のクラブで唯一、20位入り(16位)を果たした。資産は8億5千万レアル。なお、1位になったのはスペインのリアル・マドリッドで資産は78億レアル。上位20クラブの国別内訳はイングランド6、ドイツ4、イタリア4、スペイン3、フランス2となっている。