ニッケイ新聞 2013年12月6日
ブラジル観光公社(Embratur)によれば、2013年はブラジルを訪れる外国人観光客が600万人を超えて史上最高を記録し、観光業界関係者は喜びの声を上げている。
この600万人突破の記念として祝福を受けたのは、ブエノス・アイレスからリオへTAM機でやってきたアルゼンチン人で弁護士のナディア・パニスさん(30)。ナディアさんは空港に降り立つと音楽で迎えられ、幸運にもブリガデイロ(ブラジルで一般的なチョコレート菓子)とリオ市内の地図をプレゼントされた。その上、リゾート地で知られるブジオ市での同伴者付きの一泊もゲットした。
彼女が選ばれた理由は、ブラジルへの観光客の中でアルゼンチン人が最も多いからだとか。
今年が史上最高の観光客数を記録した理由として、関係者は今年の6月と7月にそれぞれ開催されたコンフェデ杯、世界ユースデーの2大イベントを挙げた。初の南米出身者となったローマ法王フランシスコの訪問で〃パパ・フィーバー〃が巻き起こり、1週間でブラジル人、外国人を含め200万人以上がリオに集まったとされる。
なお、昨年の外国人観光客の数は570万人だった。(12月5日付レデTVサイトより)