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東西南北

ニッケイ新聞 2013年12月6日

 メンサロン事件の主犯として服役中ながらも昼間外出許可を活かす形での労働を望み、ブラジリアのホテルから月給2万円で働く契約を交わして世間を驚かせたジョゼ・ジルセウ氏。現在、裁判所の許可待ちの状態だが、刑執行裁判所は許可を出さないであろうと言われている上に、最高裁判事たちからも「置かれている状況がわかっていない」「要注意だ」と言われる始末だ。ジルセウ氏は今度は刑務所内からの自身のブログに投稿する許可を求めていて、さらに新聞や雑誌を読む許可も求めているという。刑務所内での「知る権利」は保証されてはいる。だが、「受刑者としての意識」は果たして?
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 4日、サンパウロ市南部サントアマーロにある駐車場で従業員同士の喧嘩に端を発する殺人事件があり、マノブリスタのマルコス・クリスチアン・デ・メロさん(37)が頭に銃弾を少なくとも2発受け死亡した。同僚の証言によると犯人は同駐車場の責任者で、この責任者が風で吹き飛んだマルコスさんのテレビのアンテナをゴミ置き場に捨てたことにマルコスさんが激怒し、喧嘩になったという。現在、責任者は車で逃亡中。この2人は親友だったという。
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 4日、パカエンブー・スタジアムで行われた南米杯決勝の対ラヌース戦第1試合で、ポンテ・プレッタは先制された試合をなんとか追いついて1—1で引き分けた。第2試合は11日に敵地アルゼンチンで行われるが、ポンテは勝つか、引き分けでも2点以上取れば優勝となる。全国選手権は残念ながら来季2部降格だが、優勝すれば創立113年で初タイトルだ。