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非日系や子連れ夫婦も参加=GLA高橋佳子講演会に284人

ニッケイ新聞 2013年12月6日

写真=書籍を買い求める参加者











 宗教法人「GLA」のブラジル支部(尾田嘉雄理事長)による「高橋佳子講演のビデオ上映会」が11月24日、サンパウロ市の松原ホテルで開催された。日ポ両語の会場が用意され、日系非日系を問わず、様々な層から284人が集まり、先ごろに日本各地で催された講演会のビデオ上映された。
 デフレ、TPP、2020年東京五輪など、揺れ動く日本の未来に対し、「一人一人が世界といかに関わるか。その影響力が高まっている」と始めた。「『果報は寝て待て』と言うが、人生は人に作ってもらうものではない。自分自身が作るもの」とし、自らの人生は自らの手で構築するものだと続けた。現代の日本社会は、「因縁側の人間」の誕生を待っているとして、ケネディ元大統領の言葉「祖国があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが祖国に何ができるか考えよ」を引き合いに出した。
 「1億総中流(ほどほどで幸せの意)」ではなく、自分のため、国のために最善を尽くす「1億総自己ベスト」の精神が、新たな日本を切り拓くために必要なものであると結んだ。
 昨年に続き今年も参加した角田(つのだ)文子さん(86)は、「前回の内容を忘れないように」と笑ったが、「気の小さい性格を変えるきっかけにしたかった。今日は講演を聞けて感謝の気持ち。これからの人生も、強く生きるための勇気をもらった」。96年から会員という藤田寿喜子(すきこ)さん(84)は「これまでに2度、高橋先生とお会いしている。3度の手術を乗り越えたのは運命によって助けられたものと教えて頂いた」と話した。
 尾田理事長は上映会を振り返り、「先生の教え『魂の学』を知る良い機会になった。これからも世界に広げる活動をしていきたい。現在予定している会館建設に向けても、ブラジルが南米の中心となれば」と抱負を語った。会場では書籍販売、入会申し込みスペースも設けられ、盛況の中、普及活動が行われた。