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ベレン=「総領事館」としては最後=天皇誕生祝賀会に州知事も=沼田総領事送別会も兼ねて

ニッケイ新聞 2013年12月7日

写真=乾杯するジャテーネ州知事と沼田総領事











 【パラー州ベレン発=下小薗昭仁通信員】在ベレン日本国総領事館(沼田行雄総領事)が11月27日、「総領事館」としては最後となる天皇誕生祝賀会を、ベレン市内ヒルトンホテルで盛大に開催した。
 天皇皇后両陛下の御真影と日伯両国旗が飾られた会場で、初めに日伯両国歌を斉唱し、続いて沼田総領事が挨拶した。「今年初めに在ベレン総領事館の廃止問題が浮上し、当地日系人の方々をはじめ多くの方々の支援を頂いた。来年からは『領事館』として新たにスタートを切るが、パラー州との信頼関係は揺るぐことはない」などと話した。
 その後、パラー州のシモン・ジャテーネ知事の挨拶と乾杯の音頭で、天皇陛下の満80歳の誕生日を祝った。
 同総領事館は来年1月1日から「領事館」となるが、「旅券、査証、証明書等」の発行など行政・領事サービスは今後も継続される。
 当日はジャテーネ州知事の他、生田勇治会長(汎アマゾニア日伯協会)、八十島エジソン会長(アマゾニア日伯援護協会)、山田フェルナンド会頭(パラー日系商工会議所)、山田純一郎名誉顧問(パラー商工会議所)、坂口渡理事長(トメアスー総合農業協同組合)、沼沢末男学長(アマゾニア連邦農牧大学)ら日系諸団体代表者や、ブラジル社会の招待客約170人が出席した。
 この祝賀会は、沼田総領事夫妻の送別会を兼ねて行われた。沼田総領事は24日に帰国予定。