ニッケイ新聞 2013年12月11日
近年、ブラジルの若者の間で「ファンキ」が人気音楽となっているが、そのファンキのイベントがサンパウロ市ショッピングの駐車場で許可もなく突然行なわれるようになり、問題となっている。これらのイベントの開催はフェイスブックやツイッターなどを通じて予告されるのだが、7日にサンパウロ市東部のショッピング・メトロ・イタケラで行なわれたものには1万人もの若者が殺到し、大騒ぎとなった上に窃盗などの被害も出た。これによりショッピング側は警察による警備を強化することを求めている。今後も大規模なイベント予定があることが確認されており、南東部ショッピング・アリカンドゥーヴァで14日に開催予定のものには3400人が参加を希望しているという。
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9日の未明から午前中にかけて、サンパウロ市南部グラジャウーでセン・テット(路上生活者)たちがデモを行い、ドナ・ベルミラ・マリン大通り2車線が封鎖された。デモは午前2時頃から9時30分頃まで7時間以上続き、その間、同地区を走る26線、513便分のバスが運行できず、シェリフェ広場〜アルジラ・マガリャンエス通りに1・5キロの渋滞が生じた。
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6日のW杯組合せ抽選で司会をつとめたモデルのフェルナンダ・リマの評判の良さにFIFAが気を良くしたのか、来年1月13日にスイスのチューリッヒで発表されるFIFA世界最優秀選手(バロンドール)の授賞式の際の司会も引き続いてまかされることとなった。イランでは、組合せ抽選でのフェルナンダが「セクシーすぎる」との理由で放送中継が中止になり話題になった。