ニッケイ新聞 2013年12月12日
鹿児島県人会(園田昭憲会長)は8日午前、同県人会館で役員会を行い、昼過ぎから忘年会を催した。関係者ら約30人が集まり、同会の創立100周年を祝った一連の行事が無事に終わったことなどを労った。
学術会議などのために来伯中の鹿児島大学の高瀬公三教授らも参加して婦人部の料理に舌鼓をうち、賑やかな宴となった。ビンゴ大会も行われ、焼酎や米などが用意され、収益は各福祉団体に寄付された。
夫が同県出身という村上美代子さん(65、二世)は「100周年式典に合わせ、主人のいとこが来伯した。20日間もの滞在でブラジルを楽しむことができたのは、節目の年だったからこそ」と振り返った。
大役を務め上げた園田会長は「とりあえず一段落。記念式典も成功し、県連会長としても日本祭りの開催が決定し、大きな問題もなく今年も終えられそうだ」と安堵した様子で語った。
井料堅治参与も「個人的には満足な年だった。今後は各団体や県人会の垣根を越えて日系社会全体がもっとまとまると良いね」と述べた。