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USP構内で学生事故死=エレベーター用の穴に落下

ニッケイ新聞 2013年12月17日

 サンパウロ総合大学ブタンタンキャンパスで15日未明、女子学生が、建設が中断された建物のエレベーター用の穴に落ちて死亡したと16日付伯字紙が報じた。
 死亡したブルーナ・バルボーザ・リノさん(19)は文学部1年で、友人2人とキャンパス内でのフェスタに参加。帰宅しようとバス停まで行ったが、トイレに行こうと正門近くの建物の中に入り、事故に遭った。
 一緒に居た友人達は同じアパートに住む文学部学生で、ブルーナさんの悲鳴を聞いて建物の中に入ったところ、ブルーナさんがエレベーター用の穴に落ちているのを見つけたという。ブルーナさんは建物の最上階である3階部分から約10メートル下の床に叩きつけられ、警察が駆けつけた時には事切れていた。
 現場は美術部棟の隣にあるブタンタン研究所所有の建物で、1970年代に建設が始まったが工事中断後、無許可のフェスタなどに使われていたという。同研究所は板などで囲っていたというが、当日は侵入を妨げるものは何もなかった。