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奉仕グループを招き感謝=日伯友好病院の慰労忘年会

ニッケイ新聞 2013年12月17日

写真=忘年会に参加したボランティアのみなさん







 サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)は10日昼、日伯友好病院で奉仕活動を続けている婦人らのグループをリベルダーデ医療センターに招いて慰労忘年会を開き、同協会理事ら約四十人が出席した。
 山下光子さん(82、二世)を代表とする同グループは、同病院が創立してから26年間続けて、手作りのシーツやパジャマなどを仕立て寄付している。今年は19種類、計6096点を寄付した。
 菊地会長が「みなさんが率先して笑顔で支えてくださるので、援協も日伯友好病院も発展してこられました」と感謝の辞を述べた後、最近亡くなった仲間の平田マルガリータよしえさんと谷沢いきさんのために黙祷が捧げられた。
 山下忠男援協理事から、山下代表にクリスマスプレゼントと、援協の自閉症児療育学級PIPAの子どもたちが搗いた紅白餅が手渡された。
 同グループの現メンバーは18人。毎週火曜日午前7時から午後4時まで働く。グループを代表し藤井郁子さん(84、愛知)は、「役に立てていることが嬉しい。これからも一枚でも多く縫いたい」とあいさつした。藤井さんはオザスコの自宅を朝5時に出て、バスと地下鉄を乗り継いて通う。「ボランティアだからといって遅れたり都合よく集まったりするのでなく、きちんと時間通りにみなが揃い仕事をします」と誇らしげに語った。
 〃黒〃一点で、グループの貴重な男手として参加している高桑吉隆さんは「縫製のできる人がなかなかいないけれど、グループには活動を受け継いでもらえる人が必要」と語り、「誰でも興味のある人は訪ねてきてください」と付け加えた。リベルダーデ区の建物の一室(Praca Carlos Gomes, 126)で活動している。