ニッケイ新聞 2013年12月18日
17日に南麻州内を走る国道163号線の入札が行われ、CCRグループ傘下のカンパーニャ・デ・パルティシパソンエス・エン・コンセッソンエス(CPC)が低料金で落札したと同日付G1サイトなどが報じた。
同州内を南北に走る163号線847・2キロを30年間、運営管理する権利を得たのは、政府の定めた上限額(100キロ当たり9・27レアル)より52・74%低い4・381レアルを提示したCPC。麻州との州境からパラナ州との州境までには9カ所の料金所がある。
同国道は麻州からの穀物輸出などに欠かせない幹線道路で、CPCが行うのは複線化や修復、歩道橋設置や路肩工事などを含む改善や保全に運営業務、運行能力向上などだ。麻州内の同国道の入札は、オデブレヒトがやはり、上限額を52%下回る100キロ当たり2・638レアルで落札済み。生産農家や輸送業者は、パラナ州内の国道入札も含め、一刻も早い改善を待ち望んでいる。