尺八奏者の柿境香さんによれば、「インターネットが普及してから海外での尺八人口が爆発的に伸びた。楽器の入手や搬入が割と楽なので、和太鼓より愛好者が多いかも」。日本人が「古臭い」と感じがちな伝統曲も海外では新鮮に映るため、外国人奏者の大半は古典を好むとか。国際尺八フェスティバルなど日本で開催された大会にも、近年ブラジルからの参加者が増えているよう。
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W杯ムードで盛り上がる日本だが、ブラジルに対するイメージが益々悪化している様子。W杯開催中、知人宅に日本人学生が滞在するそうだが、「対戦国の料理を食べに行こう」と誘っても、日本にいる親から「外食にも観光にも連れて行かないで。とにかく無事に生きて日本に帰ってこさせて!」と反対されるとか。心配するのも無理はないが、せっかく遠方まで来たのだから、ブラジルの空気も存分に味わってほしいもの。
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