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サントス日本祭りに2500人=地元と共に食や舞踊で楽しむ

ニッケイ新聞 2013年12月5日

空手の演目やセーラー服姿の来場者も見られた

サントス最大の日系イベント「第5回サントス祭り」が同日本人会(関谷アルシデス会長)により、11月30日から2日間、同会館で行われた。のべ約2500人が来場して、日本食などの出店、ステージの出し物、生花・書道のワークショップを楽しんだ。
同日本人会、サントス沖縄県人会、厚生ホームなどが出店し、各種食品が用意された。沖縄そばを販売する同県人会婦人部の一人は、「2日間とも忙しい中、5人でやりくりしています」と汗をぬぐい、盛況振りを喜んだ。
ステージでは空手、合唱コーラス、和太鼓、民謡などが行われた。長崎皿踊りを披露した長崎県人会の川添博会長は、「このようなイベントの場で演目を披露し、なおかつ宣伝できるのは良い機会」と喜んだ。非日系の地元アニメファンがセーラー服などのコスプレ衣装で来場する姿もあちこちに見られた。
また知人と訪れた須崎節子さん(81、熊本)は、「迫力ある日本文化の演目にはブラジル人も驚くんじゃないかしら」。サンパウロ市在住の磯村ヒサコさん(60、二世)は姉妹で訪れ、「初めての参加で、お祭りを楽しんでいます」と感想を述べた。
同日本人会の前会長である土井紀文セルジオさんは、「議員割当金により、ステージ、テントといった設備を充実させることが出来た」と感謝を示し、充実の祭典を振り返った。