ニッケイ新聞 2014年1月3日
新年を迎え、今年は第一アリアンサが「入植90周年」を迎える。2年後の16年には第二が、そして翌17年には第三が続々と迎える。10年前の第一80周年では、長野県人会の創立45周年も重なって、田中康夫知事(当時)を迎え盛大に祝われた。
第1ア文化協会の会長は今月、神戸生まれの辻義基さんから、弓場農場生まれの望月友三さんにバトンタッチされた。辻さんは「やっぱり節目の年は、ここで生まれた人間が会長じゃないとな」という思いがあったとも明かす。
農場創設者の弓場勇さんが残した『祖国を忘れた移住地はその意味を失う』との言葉が、今も頭に残っているという望月さん。そんな祖国を想う弓場イズム継承者だからこその、躍動するようなアリアンサ節目の年を期待したい。(祐)