サンパウロ州沿岸部で水不足深刻=土砂崩れで15万人に影響
年末年始を過ごすため多くの観光客が毎年訪れるサンパウロ州沿岸部ではここ数日水不足に見舞われており、グァルジャーのエンセアーダ海岸の住人や観光客はここ数日、蛇口から水が出ないという損害を被っている。5日付フォーリャ紙などが報じた。水不足は先月29日から発生し、ベルチオーガ、プライア・グランデ、サンヴィセンテにも被害が及んでいる。
「28日から毎日水が出ないが、この2日で状況は深刻になった。ここにはいられない」。エンセアーダ海岸のアパートを所有する43歳男性はそうため息をつく。
「こんな状態のグァルジャーを見たのは初めて。給水車の請求額はいつも500レアルなのに、今は1500レアルも請求される」と嘆き、「この地域に人が増えるのは毎年のこと。行政の怠慢」と続ける。
予定を早めて都市部に戻り、今後はアパートを売るつもりだというこの男性によれば、グァルジャー市役所はIPTU(都市不動産所有税)を2800レ請求しているという。
同市役所は3日、サンパウロ州水道局(Sabesp)に対して〃最後通牒〃として、「24日以内に問題を解決するか、代替案を住民に示す」ことを要求し、訴訟も辞さない考えだという。同市では先月27日に新たな浄水場が落成したにもかかわらず、早速トラブルに見舞われている。水不足はこの時期の降水量が少ないこと、観光客が例年より長く滞在して水の消費量が増えていることなどで悪化しているという。
また、5日朝にはタウバテとウバトゥーバを結ぶ州道125号線(オズワルド・クルス街道)81・5キロ地点で土砂崩れが起き、北部海岸のウバトゥーバ、カラグァタトゥーバ、サンセバスチオン各市では少なくとも15万人が水不足に見舞われた。6日付エスタード紙が報じた。土砂崩れで泥がリオ・グランデまで流れ、給水システムが止まったためで、ウバトゥーバだけでも39地区が被害を受け、周辺の交通にも影響が出た。