ニッケイ新聞 2014年1月9日
本面トップで報じたエクアドル、グアヤキルでの邦人強盗殺人事件。共同通信のほか、多くのメディアで大々的に取り上げられ、日本でも大きな話題となっているが、本紙エクアドル通信員やその周辺の日本人は「こんな悪質な事件は滅多にない。この一件でエクアドルの評判が悪くなり、観光客が減ってしまうのは悲しい」とイメージ悪化を危惧している。同国政府が、情報提供者に10万ドルもの高額な謝礼金を用意していることからも、本件が特異な事例であることがわかる。痛ましい事件であることには変わりないが、「エクアドルは危険!」と一般化しないよう気をつけたいところだ。
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年末年始は、みんな(強盗も含め)がプレゼントを買ったりして何かとお金が必要になり、現金を持ち歩くことが多かったり、家を留守にすることが増えることから、金品強奪目的の追剥ぎや強盗が増えるのは毎年のこと。新年早々、来社した人から「車に乗っているときに、乱暴に降ろされ、すべてを奪われたという話が身近に2件もあった」という話を聞かされた。一見景気のよさそうな話題もあるが、今後の見通しが読めない景気の変わり目と言われる今、こういった犯罪が更に増える可能性も。W杯が近づくだけに、日本人観光客に間違えられないようにするのも、一つの用心か。