ニッケイ新聞 2014年1月14日
サンパウロ州カンピーナス市のオウロ・ヴェルデ、カンポ・グランデ両地域で12日夜から13日未明にかけて12人が殺害される事件が起きた。13日付G1サイトが報じた。
軍警などの発表によれば午後9時半頃、最初の遺体が発見され、身体に弾跡が残っていた。その後ヴィラ・ノーヴァ区で4人、ヴィラコッポスの大学公園内、ヴィスタ・アレグレ、パルケ・コスモスでそれぞれ1人の遺体が発見された。
緊急医療サービス(SAMU)によれば3人は病院に運ばれたが助からず、9人は現場で即死の状態だった。遺体は法医学研究所(IML)で司法解剖が行われている。
また同市のヴィラ・ノーヴァバスターミナルの周辺で13日未明、バス3台が放火され、7台が略奪の被害にあう事件が起きた。負傷者は確認されていない。
目撃者によればターミナルは午前11時50分頃、10~20人の集団によって襲撃されたという。事件を受けターミナルは運行を停止した。
いずれの事件でも犯人集団は捕まっておらず、警察は一連の殺人事件との関連性をみて調べを進めている。