ニッケイ新聞 2014年1月21日
ブラジル健康表現体操協会(川添敏江会長)は昨年11月15日から3日間にわたり、浜松市内で開催された全日本健康音楽研究会(斉藤千代子会長、本部・浜松)による「次段階のレベルアップセミナー」へ、川添会長と橘愛子指導員を派遣した。
二人は「夜空」「夜明けの歌」などの表現体操、「思い出酒」「輪になって踊ろう」などのエアロビクス風運動、「さざんかの宿」などのリズム体操全21曲を学んだ。更なる健康増進が見込める、より複合的で新しい動きが多く盛り込まれた振り付けだったという。
「運動生理学者の斉藤会長(静岡大学名誉教授)が心血を注いで創作した体操を安心して行える幸せを感じている。長寿社会を迎えるブラジルで、この良さを多くの皆さんに伝えたいという使命を感じさせてくれる内容だった」と川添会長は語った。
さらに二人は市体育職員の指導の下、日本政府が実施している新体力測定の実施法を、浜松北の全健音会員らと共に学んだ。健康作りの一環として、ブラジルでの実施が期待される。
セミナー恒例の教室訪問では、静岡県磐田市の教室参観も行われた。「年齢差を感じさせないはつらつとした体操に、単なる動きを教えるだけでない指導方法の大切さを学ぶことが出来た」と、川添会長は意義ある3日間を振り返った。