ニッケイ新聞 2014年1月24日
州データ分析システム(Seade)が22日に発表したデータによると、2030年にはサンパウロ市の少子高齢化が進み、高齢者と若者の割合が逆転するという。現在、サンパウロ市人口に占める15歳以下の割合は19・73%、60歳以上は13・18%だが、2030年には15歳以下が13・18%、60歳以上が20%を超える。市の平均年齢も現在の34・71歳から39・08歳に上がる。同年には96地区のうち29で人口減少が見られ、最も減るのは西部アウト・デ・ピニェイロス、逆に最も増えるのは南部ヴィラ・アンドラーデだとか。人口は現在より70万人増え1220万人になるという。
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相変らず夏の冠水被害の多いサンパウロ州だが、22日午後7時30分頃、大サンパウロ市圏オザスコの市の中心街で、豪雨により、タイヤの高さまで路上の水位が上がり、バスが〃孤島〃のように水浸しとなった。この状態は1時間ほど続いたが、同地区はCPTM9号線の終着駅がある場所だ。勤務先からの帰宅時間と重なったことで多くの市民が被害を受けた。予報だとサンパウロ市周辺は27日まで夜に雨が降る状態が続くという。
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22日のサンパウロ州選手権第2節、第1節で思わぬ敗戦を喫したサンパウロは本拠地モルンビー・スタジアムで挽回を見せ、昨年のこの大会で4強に入り油断のできなかったモジ・ミリンを4―0で圧倒。グループAでもトップに立った。また同日、コリンチャンスもパウリスタ相手に手堅いサッカーで1―0で勝ち2連勝。こちらもグループBでトップに立っている。