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W杯=日本人観光客に安全PR=日系5団体、領事館が協議

ニッケイ新聞 2014年1月25日

 6月に当地で開幕するW杯に向け、日系5団体と総領事館による安全対策に関する準備が進められている。23日夜、サンパウロ市内で打ち合わせが行われ、全6団体の関係者が方針を確認した。

 先月中旬から話し合いが行われており、最大の目的は来伯者の安全確保だ。病気・ケガなど緊急事態における連絡先を明確にしたい意向。また盗難・強盗に対し具体的な注意を促すことや、被害にあった場合の対処方法も、明確に分かるよう調整が進められている。

 注意喚起を行うためにも、渡伯者に向けた情報発信が不可欠であるが、関係者は「各団体のホームページに、盗難被害の対処は総領事館へ、医療関係は援協へ、という具合に解決に導くようなリンク先を提示したい」と、具体案を語った。

 医療、保険など安全面を第一に考慮する場合、援協にかかる期待も大きいが責任も伴う。事務局としては「渡航者があらかじめ確認できるよう、援協のホームページに適用できる保険を提示したい」と全面的にサポートする姿勢を示した。

 今後は、日系各団体の存在を知らない来伯者に向け、どう周知させるかなどが協議される。