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草の根資金=電動ベッドでよりよい介護を=希望の家に5万ドル約束

ニッケイ新聞 2014年1月29日

 希望の家福祉協会の「イタクワケセツーバ障害者施設用電動式介護ベッド機材整備計画」に対し、草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約署名式が、1月16日午後2時から在サンパウロ日本国総領事館で行われた。

 上村恵ジャイロ理事長と福嶌教輝総領事が署名を交わし、電動式介護ベッド一式(22台)の整備に必要な5万3469ドルを限度に、無償資金供与が約束された。

 福嶌総領事は「当館にとって109番目の草の根協力。上村理事長及び各理事の、普段からの生徒に対する心遣いが現れた成果。この協力を通じて、日本とコロニアの繋がりが、より一層深まる機会になれば」と祝辞を述べた。

 上村理事長は、「喜びと感謝の気持ちでいっぱい。購入する電動式介護ベッドのおかげで、身体障害者22人の生活改善ができ、我々の励みにもなる」と謝辞を述べた。

 同協会は知的・身体障害者の医療的保護を目的に1970年に設立された。日系人児童を中心に運営を開始したが、児童の成長に合わせて大人の収容者も増加。非日系の収容も開始し、現在は73人の生活支援を行っている。