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サンパウロ市で湿度20%台を記録=乾燥による体調不良に注意を

ニッケイ新聞 2014年1月31日

 国立気象観測所(Inmet)によれば、暑い日が続くサンパウロ市では29日、湿度21・4%を記録した。これは1月としては1985年以降で最も低い数値で、市内では20%以下まで下がった地域もある。30日付G1サイトが報じた。

 同所によれば、乾燥した空気の塊が南東部を覆い、雨が降らなくなっている。同予測では、一時的な強い雨を伴った厳しい暑さが少なくとも2月2日まで続くという。

 空気が乾燥していると、体調不良を引き起こす可能性があるので十分注意が必要だ。専門家は気道の乾燥を防ぐために加湿器の利用を勧めており、ない場合は湿らせたタオルなどを部屋に置くだけでも効果があるという。また水分を十分取ること、運動をする習慣がある人は特に、普段より多い量の水分を摂取することが肝要だ。

 他にも乾燥を防ぐために、できるだけエアコンを使用しないこと、ただし道路で渋滞に巻き込まれたときは窓を閉めてエアコンをかけること、部屋をこまめに掃除すること、肌の乾燥を防ぐためにシャワーの時間を短めにすることなどが推奨されている。