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13年は歴代最低失業率も=平均給与の伸びはわずか
ニッケイ新聞 2014年2月1日
2013年にブラジルは過去最低の失業率を更新したが、その一方で平均給与の伸びが2006年以降で最低の伸び率だったことがわかった。1月31日付伯字紙が報じている。
これはブラジル地理統計院(IBGE)が1月30日に発表した最新データでわかったもの。それによると、2013年の年間失業率は5・4%となった。これは過去最低を記録した12年の5・5%をさらに0・1%下回る記録更新となった。
これを全国の主要6都市別に見てみると、サンパウロ市は昨年より0・1%低い5・9%となっている。ポルト・アレグレの3・5%をはじめ、ベロ・オリゾンテの4・2%、リオの4・5%と、南伯、南東伯の大都市がのきなみ低い数字を出している。
その一方、サルヴァドールで8・1%、レシフェで6・4%と北東伯では数字が高く、むしろ12年よりも失業率が上がっている。このことからIBGEでは現行の6大都市を基準にした失業率調査法を、多くの中小都市を含むものに代えることも検討されている。
13年の雇用創出はわずか0・7%の伸びに終わり、主要6都市で2330万の創出に終わった。
また2013年の平均給与額も発表され、こちらは1929・03レアルとなり、前年12年から1・8%の伸びとなった。だが12年に記録した4・1%の伸びから大きく後退した。1・5%の伸びに終わった2005年以来となる低いものとなった。
IBGEの調査担当のアドリアーナ・アラウージョ氏によると、13年平均給与が伸び悩んだ背景には、中銀がインフレを恐れて金利をあげたために消費が抑えられ、企業家たちも給与をあげるのをためらったことがあったとしている。また、その傾向は7月にレアルの価値が下落してさらに強まったという。