ニッケイ新聞 2014年2月1日
ブラジルショッピングセンター協会(Abrasce)は先月30日、ショッピングセンター業界は昨年、全体で1292億レの売り上げに達し、前年比8・6%の成長を記録したと同日付G1サイトが報じた。
この1292億レのうち、274店舗ある南東部が750億レの収益を上げており、全体の約6割を占めている。
ただ、この結果を同協会のルイス・フェルナンド・ヴェイガ会長は「経済の失速の直接的な結果」とする。8・6%という数字は2012年の前年比9・97%成長を下回るもので、今年はさらに低い8・3%成長を見込んでいる。
昨年国内には38の新店舗が開店し、現在は173都市に495店舗のショッピングがある。唯一ロライマ州だけが1店もない。
昨年末時点で全店舗の50%は州都に、50%はその他の都市にある。今年中に40店が開店予定だが、そのうちの29店が地方都市に、11店が州都に建設されることになっており、地方への進出が業界の傾向といえそうだ。
1カ月間でショッピングを訪れる客の数は昨年延べ3億9800万人だったが、今年はそれを4・2%上回る4億1500万人となった。このうち41%がBクラスと最も多く、Cクラス37%、Aクラス22%と続く。