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基礎的収支は最低レベル=GDPの1・9%に終わる

ニッケイ新聞 2014年2月4日

 中央銀行が1月31日に、2013年の基礎的収支黒字額は国内総生産(GDP)比1・9%の913億レアルだったと発表した。この比率は過去15年間で最低で、GDPの2・3%という目標にも及ばなかったと1日付伯字紙が報じた。

 基礎的収支は国、州、市の歳入から歳出を引いたもので、黒字額は公的負債の返済や利子の支払いに充当される。昨年の黒字目標はGDPの3・1%だったが、昨年4月にGDPの2・3%に下方修正された。過去5年間で基礎的収支黒字がGDPの3・1%を超えたのは2011年のみで、1・9%という比率はレアルプラン導入前(1998年)の0・33%に次ぐ低さ。国際的な金融危機下の2009年の基礎的収支はGDP比2・0%の黒字だった。

 昨年に関しては州レベルの収支報告が出揃っていないが、黒字減少に繋がったのは連邦政府と州政府の支出増が主な原因だ。市レベルは、選挙年の2012年に支出が増えた後の財務調整で状況が改善したが、州政府支出は連邦政府以上の伸びで、今年の目標達成は一段と困難になりそうだ。

 基礎的収支黒字額が公的負債や利子の支払い額を満たすには最低でもGDPの2・1%が必要とされ、13年に基礎収支の黒字で払いきれなかった連邦政府の公的負債の利子は、12年比45%増でGDP比3・28%相当の1576億レアルに膨れ上がった。この比率は09年と同率だ。現政権での公的負債のGDP比は、外貨準備高などを差し引くという方法とドル高により、12年の35・3%が33・8%に縮小したが、基礎的収支で払いきれない利子の額は増大中だ。政府関係者は連邦政府支出の増加は景気刺激のためというが、従来の国庫財務局や財務省はこのような見方を示した事がなかった。

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