ニッケイ新聞 2014年2月4日
3日付エスタード紙によると、サンパウロ市内を走るバイクの数は毎月2760台ずつ増えており、2月中に100万台を超えると見られている。
同紙によると、2013年10月までにサンパウロ市内で登録されていたバイクの数は99万台。同年1月から10月の間に増えたバイクは約2万8千台で、月に2760台ずつ増えていた計算になるという。
サンパウロ市のバイクの増加率は年3・6%で、2011から12年にかけての乗用車の増加率1・9%の約2倍の速さで増えている。バイク以上に増えているのは小型トラック(カミニョネッテ)の5・7%のみだ。
サンパウロ市市役所はバイク急増に対処するため、2013年にレボウサスやブラジルといった大通りに信号待ちの車の前にバイク専用の待機スペースを確保する政策を採ったが、バイク利用者にはこういった対策はまだまだ不十分だ。最近は、バス専用レーンの拡大でバイク用の車線が減った事への不満も広がっている。
近年のバイク購入の理由は仕事用ではなく、車より廉価で、渋滞を避けて迅速に移動する事が出来るためだという。