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「こだわりの一杯をどうぞ」=サンパウロ市コーヒーウィーク=17日から50店舗

ニッケイ新聞 2014年2月7日

質の高いコーヒーを市民に提供する主旨のイベント「サンパウロ・コーヒーウィーク」(SP Coffee Week)の第2回目が17日から始まる。

参加業者はハンバーガー店、バー、商業施設の中に入っている軽食スタンド、スイーツ店、カフェテリアなど50店舗。移動式の飲食店フードトラックの「Buzina」は、エスプレッソコーヒーを冷たいミルヒライス(ドイツや北欧を中心に欧州の広い範囲で食べられている料理。米を牛乳で炊き、シナモンで香り付けをしたり、ジャムなどで甘くしたりして食べる菓子)とあわせ、7レアルで提供する。

マルチンス・カフェで働くフラビアさんによれば、「今年のトレンドは、アイスコーヒー、フラッペ、アイスクリーム入りのコーヒー」とか。アイスコーヒーは当地ではまだ〃邪道〃的存在だが、「冷たいコーヒーは、今後通常のメニューにもっと入ってもいいと思う。デザートのオプションとしてだけじゃなくて、飲み物のメニューの中にね」と話す。

参加業者は3月2日までの2週間、コーヒーを主役にした特別メニューを提供する。イベントの目的は、選別したコーヒー豆を使用しているだけでなく、客の要望に応じて豆をその場で挽く、ミネラルウォーター、もしくはフィルターでろ過した水を使用しているなど、こだわりを持ってコーヒーを提供する店を紹介すること。

例えば、「Aro 27 Bike Cafe」では冷たいエスプレッソにオレンジジュースを混ぜたオレンジコーヒー、マカダミアナッツ(9レアル)、「Urbe Cafe」ではミルク、黒砂糖でできた手作りシロップ入りのブレンドアイスコーヒー(10・90レアル)、「Frida e Mina」では、その場でドリップしたコーヒーに手作りアイスクリームを浮かべたもの(10レアル)などを用意している。

イベントに参加する店のコーヒーの焙煎を担うコーヒーラボ、サント・グラォン、マルチンス・カフェ、ソファカフェの4店では、無料で試飲もできる(事前に予約が必要)。詳細はイベントのフェイスブックページ(www.facebook.com/spcoffeeweek)で。