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連日続く電力消費量更新=4日の停電はピークの直後

ニッケイ新聞 2014年2月7日

 全国電力システム運営機構(ONS)が6日、5日午後3時41分の電力消費量は8万5708メガワット(以下、MW)で、3日午後の8万4331MWという記録を更新したと発表した。

 6日付G1サイトによると、南伯では4日の午後2時に1万7412MW、5日午後2時30分に1万7771MWと2日続きで記録を更新。南東/中西伯も5日午後3時41分に5万1187MWを記録し、3日に立てた5万834MWという記録を更新した。

 この夏は猛暑で、全国や地域単位の電力消費量の記録が連日更新されている。気になるのは、13州に影響が及んだ4日の広域停電が南伯の電力消費のピークからわずか3分後に発生した事で、ONSは関係を否定するが、電力消費のピークと停電とは関係ありと見る専門家も多い。規模や継続時間を問わない広域停電は、現政権(11年1月~2月4日まで)では181件起きている。

 連邦直轄区では5日午後2時21分に停電が起き、同5時34分に復活したが、同9時30分にまた停電。2度目の回復は5時間以上経った6日未明だったという。