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アイスの銘柄の靴販売?=業務提携で消費者に近づく

ニッケイ新聞 2014年2月11日

アイスクリームのメーカーのディレット(Diletto)が、消費者により近づくために、靴のメーカーと協力して自社銘柄の靴を販売。靴のメーカー側も、ディレット銘柄のサンダルが夏の商品の売り上げの10%を占めるなど、双方に嬉しい結果を見ている。

ディレットの創始者であり共同経営者であるレアンドロ・スカビン氏によると、同社の販売戦略は、自社銘柄を消費者に印象付け、新しい販売網を確立するために、良きパートナーを見つけて業務提携をする事だ。

同社のバー付アイスをメニューに組み込んでもらうといった形で提携しているのは、コペンハーゲンやカーザ・ド・ポン・デ・ケージョ、セレッチといった有名店。他社の店舗とはいえ、そこで売り出す事で、商品が売れるだけではなく、ディレットという銘柄がより広く消費者に知られるようになる。

有名店との業務提携による売り上げは全体の10%強に上り、13年の販売額は前年の倍の5000万レアルにと急成長した。

また、パートナー作りは食の分野だけに限定せず、アレッゾ(Arezzo)の靴部門を担当する高級洋品店アナ・カプリの提案を受け、女性用の靴で業務提携。バー付アイスの包装紙に使われている色(黒、赤、緑、ピンク、ベージュ)の素材に、ホッキョクグマを象った金属製の飾りをつけた夏用の商品を開発、販売したところ、アナ・カプリの夏のコレクションの売り上げの10%を占めるに至った。

ディレット側も、夏の間中、自社銘柄をアピールしてくれる靴が町中に繰り出し、宣伝効果を上げてくれるというメリットが生じ、猛暑との相乗効果によるアイスの売り上げ増という結果を得ており、ロイヤリティは請求していない。

メーカー同士の業務提携は双方にとって利益がある事が原則で、カプチノを主要商品とするコーヒーメーカーのトレス・コラソンエスはお菓子のメーカー、アルコル(Arcor)と提携。カプチノ・デ・トレス・コラソンエスという味のバタータフィーを売り出したところ、アルコルのバタータフィーでは最も好調な売り上げを記録し、トレス・コラソンエスの名前を定着させた。

業界の枠を超えた業務提携としては、豪華な装飾で知られるトロウセアウが、新しい商品を売り出すために自転車を売り出した例や、自動車メーカーのFordが家電製品を開発した例もある。

メーカー同士の業務提携は、自社製品をアピールする場が増え、目の前の消費者が自社製品に手を出していない時も自社製品を売り込める、特定の味を開発するなどの工夫で売り上げ増を図る事が可能になり、提携相手のメーカーの商品しか知らない消費者もこちらの商品にも手を出してみようという気になり易い、提携会社同士が協力する事で経費節減が図れるといったメリットがある。(10日付エスタード紙より)

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