ニッケイ新聞 2014年2月12日
サンパウロ市郊外のモジ・ダス・クルーゼス市のコンドミニアムで10日朝、子供が死亡しているのが見つかった。救急隊(SAMU)が駆けつけ、手首を切ったが意識が残っていた母親を病院に運んだが、子供は既に死亡していた。
警察によると、子供は寝室で死亡しており、毒を飲んだ可能性があるという。母親も毒を飲んだ上に手首を切り、ショック状態を起こしていた。寝室にあった血痕は母親のものと見られており、母親は33歳、子供は9歳だった。
同じコンドミニアムに住んでいる女性は、何が原因でこのような事件が起きたのかは分からないという。「目が覚めたら身近なところでこんな事件が起きていたなんて、やっぱりショックよね。たいていの人は挨拶するだけの関係で、会話らしい会話はないケースも珍しくないわ。母親には悩みとかを打ち明けられる友人もいない感じだったし、急に思い立っての事だったんじゃないのかしら。何とも悲しい出来事だわ」と女性教師の一人がつぶやいた。(10日付G1サイトより)