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ニッケイ新聞 2014年2月12日

 元日本代表選手のラモス瑠偉が、今年から日本のプロサッカーリーグ2部の「FC岐阜」監督に就任した。新シーズンのチーム標語を日伯両語の「共進共闘! BOLA PRA FRENTE GIFU!」としたことを発表したとスポニチアネックスが報じている。それに加え、2002、06年のW杯2大会に出場した元日本代表選手の三都主アレサンドロも加入し、ブラジル色を強める同チーム。直近の3年は最下位、または下から2番目が定位置となっているだけにブラジルパワーでの大躍進に期待!

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 昨年ブラジルをおそったデモの波。政府と無関係の一般の商業施設まで破壊するはた迷惑な行為も目立ったが、「ランゲツ・オブ・トーキョー」の関係者によれば、「デモのせいで客が外出しなくなって飲食業界は大損だった」。同店のあるレボウサス大通りはデモコースだったため、「日本からお客様が来ている時に催涙弾が庭に飛んできたこともあった」とか。現在は雷に伴う停電など脆弱な都市インフラが悩みの種という。当地レストランの〃戦い〃は、他店との味の比較以上に、実は人災との〃勝負〃が大変なようだ。

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 昨年に創立60周年を迎えた全国珠算教育連盟(本部・京都)は3月末、約1千人を集め記念式典を行う。当地からは斉藤会長が招かれ、ブラジル以外にも発祥地の中国、台湾、米国、ハワイ、メキシコなどから関係者が来日するという。諸外国でもそろばんの普及が行われている様子だが、現在最も盛んなのが、意外にもオセアニアのトンガだとか。国王がそろばんをえらく気に入り、公立小学校の授業でも正式採用されているという。日本では現在、小学3、4年生で3~5時間程度が必修だとか。もしかするとトンガの学童の方が、日本よりもそろばん力は高いかも。