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ツアー中に来年の予約=〃王〃カルロスの面目躍如

ニッケイ新聞 2014年2月13日

 ブラジル音楽界の〃王〃ロベルト・カルロスのクルーズ船によるツアーが8日から始まったが、ファンの多くは、このツアー中に来年のツアーの予約を済ませている。

 今年のツアーは8日にサントスを出発、12日までの4泊5日の日程だが、2日目の9日朝9時半、7人の係員達がテーブルに着くと同時に、来年のツアーの申し込みが始まった。来年のツアーは、具体的な日程もどの船で行うかも決まっていないが、ファンにとって大切なのは〃王〃カルロスとの旅を楽しむ事で、そのためにより良い船室を確保したくて船の中で予約するという。

 今年は10回目を数えるクルーズ船でのツアーには欠かさず参加というサンパウロ市在住のマルレネ&マルタ・デ・ソウザさん姉妹と、その友人でサントス市在住のマリア・アルレイデ・イラハさんは、毎年、船の中で次の年のツアーの予約を行っている。

 14年のクルーズ船でのツアーの客は4千人以上で、その約半数は昨年のツアーで予約を済ませた。2月のツアー中に予約した人は、3月に入ってから連絡を受けた時点で参加を確認し、パックツアーを購入する。残りのチケットは7月か8月には売り切れるといい、昨年の場合のキャンセル待ちは約300人。クルーズ船でのツアーの費用はキャビンによって、1735~4560ドルかかるという。

 昨年6月に「恋人の日」のプレゼントとして残りわずかだったキャビンを予約、今回のツアーに初参加したテレジーナの商人エリオマル・アモリンさんと法学部卒のミリアン・カヴァウカンテさん夫妻も、早々と来年のツアーの予約を済ませた仲間の一人だ。「カルロスのツアーへの参加は夢だった」というミリアンさんはもう、来年のツアーには3人の子供達も一緒にと考えている。(11日付G1サイトより)