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「グランデ・ファミリア」終了へ=ブラジル名物のホームドラマ

ニッケイ新聞 2014年2月20日

グローボ局の長寿人気テレビドラマ「グランデ・ファミリア」が、今年の放送を持って終了することが明らかとなった。

「微笑ましく温かい人情ホームドラマ」という存在は、元来、日本で人気のあるジャンルだ。「サザエさん」をはじめ小津安二郎の映画や「男はつらいよ」など例をあげればきりがない。だが、そうしたドラマの存在は、地球の真裏のブラジルにも存在する。「グランデ・ファミリア」とは、ブラジルの平凡な一般家庭の姿を、ユーモアと人情で映し出した、きわめてブラジル的なドラマとして知られている。

この「グランデ・ファミリア」だが、実は現在放送されているものは、1972~75年にグローボ局で放送されていた同名の人気ドラマのリメイクだ。このドラマは獣医を開業するリネウとネネーの2人の中年夫婦と、その息子のトゥッコと娘のベベウを軸に、家族や近所の友人たちとの間に起こる日常生活を描いたものだ。それは70年代のオリジナルの頃から変わっていないが、長期シリーズ化した、2001年から続く現在のシリーズは、様々な新しいキャラクターを加えて行くことで、より現在のブラジルの姿に近い、今日のブラジル人像を表現するのに成功していた。

リネウ役はブラジルきっての舞台俳優として知られるマルコ・ナニーニ、ネネー役は大物歌手シコ・ブアルキの元夫人としても有名でブラジル喜劇女優の第一人者のマリエッタ・セヴェーロがつとめているが、この配役の評判が非常に良く、さらにベベウの夫で夫婦の義理の息子にあたるアゴスチーニョ役を演じているペドロ・カルドーゾの評判も良い。2001~07年にかけてブラジルのテレビ賞では毎年のように多くの賞を受賞、近年では賞の受賞こそなくなったものの、定番人気ドラマとして継続していた。

今回、同ドラマ打ち切りを決めた理由には、製作者側、出演者側に倦怠期のような雰囲気が強くなり、かなり前から出演者の間での意見の相違が生まれていたことなどがあげられている。

「グランデ・ファミリア」は毎年4月から12月に夜10時から放送されているが、最終年の今年も同じ日程で放送が行なわれる予定だ。この最終シリーズには、自国開催となるワールドカップを題材とした回も作られるという。(19日付アゴラ紙などより)

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