昨年12月の定期総会でピラール・ド・スール日伯文化体育協会の新会長に就任した岡村正美さん(69、鳥取)が、報告のため19日、南満学務理事、阿部勇吉日語学校校長、森岡明学務副理事、百合テルオ父兄会長とともに来社した。
周囲に押されて就任を決めたという岡村さんは「皆さんに助けてもらって何とかやります。好きなカラオケはしばらく横に置いて、1年がんばりたい」との意気込みを語った。
同会長は61年に家族と共に渡伯して同地に根を張り、名産ぶどう栽培を営んでいる。サンパウロ州柿生産者協会(APPC)の会長も務める森岡さんによれば、近年は柿のほかアテモイアの生産量も増えており、主に欧州やカナダに輸出されている。
2011年から活動を再開した同文協青年会「青春組」は会員数が70人以上に増え、減少気味の日本語学校の生徒数を上回る勢いとなっているとか。聖南西文化体育連盟の青年部結成の話も進んでおり、ピラールを中心とする若手による活性化が期待されそうだ。
来月13日から農畜産展
同文協後援で同市が主催する『第18回農畜産展』(FEAPS)が4月13~16日の3日間、イベント会場「シッコ・ミネイロ」(Av. Antonio Lacerda)で開かれる。開場時間は初日が午後6時、二日目以降は午前9時。
名産のブドウをはじめ果物・野菜の即売会や、牛など畜産の品評会のほか、様々なショー、ミスコン、技術講演会、農機の展示販売などが行われる。今年は酷暑のためにブドウの糖度が高く、「喉が痛いくらい甘い」とか。そのせいで収穫時期が前倒しされており、「農産展まで品物が残るか心配」というほどの自信の出来という。
当日は「スドエステ一おいしい」と評判の文協婦人部手製のヤキソバや、その他、日本食販売も行われる。プログラムの詳細はサイト(feaps2014.com.br、電話=15・3278・2505)まで。