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東西南北

ニッケイ新聞 2014年2月22日

 サンパウロ市北部サンタナのクルゼイロ・ド・スール大通の高架橋下に、等間隔ごとにコンクリートの壁による区画が建てられ、話題となっている。この高架橋は路上生活者の生活地帯としても知られていたが、今回の壁の設置は、路上生活者へ立ち退きを求め、通行人への便宜を図ることが目的のひとつとされているが、もうひとつの目的に「グラフィティ」の保護があるという。グラフィティとはニューヨークなど米国の大都市を起源にしたスプレー缶で壁などに描いた落書きアートだが、これを奨励するという。もう既にこの壁にグラフィティは描かれているが、路上アーティストには嬉しい市政か。

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 サンパウロ州地裁は17日、州都第一コマンドの首領格、ヴァンデルソン・ニウトン・デ・パウラ(通称アンジーニョ)に特別独房行きを命じた。刑務所内で携帯電話を使って司令を出していたことが確認されたため。特別独房では1日のうち22時間、他の囚人はじめ、テレビや新聞など外界との接触が一切断たれる。アンジーニョは殺人、麻薬取引、強盗、誘拐などで計688年の実刑判決を受けているが、刑務所内でも依然として影響力を持つといわれている。

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 カーニバルの特別チームのパレードまであと1週間になったが、サンパウロ市西部ヴィラ・マダレーナでは今日からブロッコのパレードが始まる。同地区のブロッコは公式に承認されたものだけで24、非公認も含めたらかなりの数に上る。近隣住民は混乱を恐れているというが、主催者たちは以前より改良された運営に自信を見せているとか。各地でカーニバルが本格化。