ニッケイ新聞 2014年2月25日
パラナ日伯文化連合会(アリアンサ)とブラジル修養団が『第9回パラナ青少年リーダー養成会』を、昨月28日から3日間、同日本語教育センターで開催した。
ポンタ・グロッサ、バンデイランテス、ウライ、アサイ、ロンドリーナ、マリンガ、アプカラナ、アラポンガス、マウア、ローランジア、アストルガなど州内各地から青年リーダーふくめ総勢70人が参加した。
一日目の開会式では、折笠力己知・同連合会会長が「私たちの後を担う優秀なリーダーの育成は最も重要な仕事。大勢の青年の参加は力強く、誠にうれしい」とあいさつ。同団の蓮沼芙美雄総務と来賓の代表者、上口誠一さんからもあいさつがあった。
3日間、日本修養団から訪れた保坂正志講師や当地の講師・八ヶ婦マリオさん、竹村エーデル・パラナ青年会長、カトウ・ジェアネ歯科医師ら、社会の第一線で活躍するメンバーが講演、青年らに「社会に必要とされる人になるには」「感謝の心」「無償の愛と汗」「夢の実現への努力」の重要性を語った。
また、ジェアネさんに同伴して来場した前島リージャ・パラナ州高等裁判所所長も特別講演を行った・前島さんは「学校まで遠いとか時間がないとか、環境のせいにせず、がんばって勉強しなさい。日系人は非常に遠慮深い人が多いが、自分の意見を述べるようになりなさい」と激励した。
グループわけでは、青年たち自らが全体を8グループに分け、各グループに班長、副班長、清掃係、食膳準備係、食後の片付け係、連絡係などをつくり、それぞれの役割を進んで果たしていた。
最終日は、事前に全員で講堂の清掃をすませた後に閉会式が開かれた。進行、司会ともに青年たちが担当し、楽しく有意義な養成会となった。(ロンドリーナ通信員 中川芳則)