ニッケイ新聞 2014年2月27日
在ブラジル日本国大使館の三輪昭特命全権大使の送別会が24日夜、文協ビル貴賓室で開かれた。日系34団体の共催。大使の節目に政府関係者や、日本から外務省の山田彰中南米局長など、約150人が駆け付けた。2010年の10月に着任、今月26日に任期を終え帰国した。
日伯両国歌斉唱後、共催団体を代表して木多喜八郎文協会長があいさつ。商議所の藤井晋介会頭、アリアンサの中谷アンセルモ理事長が感謝状を、太田慶子、安部順二両連邦下議らが記念プレートを贈呈した。主要日系5団体からも記念品が贈られ、花束が手渡された。
三輪大使は「大統領の訪日が直前で中止となったことは残念だった。商用ビザの数次化、造船業3社のブラジル進出は大変喜ばしい。経済、社会、文化と多方面で貢献できたのでは」と任期を振り返り、「国境なき科学など人的交流がより盛んになるよう願う」と締めくくった。
後任には中国公使、南部アジア部長を歴任した外務省国際協力局長の梅田邦夫氏(59、広島)が決定している。