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■ひとマチ点描■ブラジルは最高の国!

ニッケイ新聞 2014年2月28日
タカノ・ミケランジェロ・ノブオさん

タカノ・ミケランジェロ・ノブオさん

世界を股にかけて活躍中のブラジル育ちのファッション写真家、タカノ・ミケランジェロ・ノブオさんが撮影のため、4月27日まで当地に滞在している。

13歳で渡伯後、パナメリカーナ芸術学校でカメラを学び、「自分の感性を映像で伝えたい」とカメラ一筋で生きてきた。日本人離れした大げさな身振り手振りと全開の笑顔が印象的だ。

85年、日本人で初めてモード雑誌「ヴォーグ・ブラジル」のカメラマンの座を獲得。「プレイボーイ」「エル」など当地の一流モード誌の写真を多く手がけ、ファッションの本場、欧州にも活動の場を築いた。現在は東京を拠点に「アサヒカメラ」「マリクレール」など大手の雑誌で活躍する。

今回は、「アサヒカメラ」から依頼を受け、グラビア12ページを飾るブラジル人モデルのセミヌードの撮影に訪れた。世界の美女を飽くほど見てきたはずのタカノさんいわく「ブラジルはモデルナンバーワン。世界でこんなに綺麗な女の子がいる国はない」と断言。

「日本にいるとカメラマンは殺されちゃう。仕事もないしギャラも少ない。だから世界を駆け回るの。野生的なものから刺激的なものが生まれる。危険で面白いブラジルは、価値ある国。こんないい国ないよ」と笑った。(阿)