ニッケイ新聞 2014年3月1日
連邦政府の人権擁護局が2月27日、子供や青年を暴力から守るための全国キャンペーンを開始した。
同キャンペーンは毎年カーニバルの時期に行われており、今年も1月28日に、青少年の基本的人権に関連するいくつかのテーマを取り上げ、青少年を対象とした性的暴力撲滅のためのキャンペーンを行う事を発表。家族や地域社会、国も一体となって青少年の持つ権利を理解し、青少年とその権利を守る必要を訴えている。
キャンペーンのキャッチフレーズは、「目をそらさず、注意を傾け、告発しよう」で、目や耳、口を両手で覆っていたサル(ぬいぐるみ)達が、目を見開き、耳を傾け、手を口に当てて大きな声で叫ぶというビデオも公開された。
27日には、人権擁護局のマリア・ド・ロザリオ長官がリオデジャネイロ市のレイ・モモらと共にキャンペーン開始を宣言。青少年達とその人権を守る事の大切さを訴え、性的暴力などに気づいた場合は、児童相談所や専用の100番電話に通報するよう訴えた。
(2月27日付アジェンシア・ブラジル、同フォトス・プブリカス、1月28日付ラジオ・マルガリーダ電子版などより)