リオのカーニバルのスペシャル・グループのパレードがあす2日と3日にリオ中央部のサプカイのサンボードロモで行なわれるが、その見どころを紹介する。
サプカイでのスペシャル・グループ初日のパレードは、2日の午後9時からはじまる。この日登場するのは、インペリオ・ダ・チジュッカ、アカデミコス・ド・グランデ・リオ、サンクレメンテ、マンゲイラ、サルゲイロ、ベイジャ・フロールの順となっている。
この日の注目は、いずれも長い伝統を誇るエスコーラで上位常連のマンゲイラ、サルゲイロ、ベイジャ・フロールか。過去18回の優勝を誇りながらここ数年低迷が続いているマンゲイラは、昨年ヴィラ・イザベルを優勝に導いたカルナヴァレスコ、ローザ・マガリャンエスを迎え、12年ぶりの優勝に意欲を燃やす。テーマは「ブラジルの大騒ぎはマンゲイラのサンバにあり」とのこと。サルゲイロはおなじみのカルナヴァレスコ、ラガ夫婦による「人生は私たちの手の中」をテーマに5年ぶりの優勝を目指す。昨年準優勝のベイジャ・フロールは、リオの放送界の大御所、ボニに捧げたパレードを行い、13度目の優勝を狙う。
2日目は3日の午後9時からはじまる。この日はモシダーデ・インデペンデンテ、ウニオン・ダ・イーリャ、ヴィラ・イザベル、インペラトリス、ポルテラ、ウニードス・ダ・チジュッカの順にパレードを行なう。
注目はヴィラ・イザベルとチジュッカか。昨年優勝のイザベルは、ローザ・マガリャンエスを失った後どう対処したかに注目が集まる。また一昨年優勝のチジュッカは、毎年高い注目を集めるカリスマ・カルナヴァレスコ、パウロ・バロスの演出に注目が集まる。人間の体を使った斬新な山車と抽象的かつ芸術的なテーマのバロスの今年のテーマは「急げ、チジュッカ」だ。
リオのパレードの結果は5日に発表される。
リオのカーニバル見どころ=今年のSグループの注目は?
ニッケイ新聞 2014年3月1日