ニッケイ新聞 2014年3月6日
2013年に得た所得に関する確定申告の受付が6日から始まる。今年の申告期間は例年通り4月30日までだが、今年からはインターネットによる申告しか受け付けない。ただし、インターネット申告はタブレットやスマートフォンも使えるので、簡便になったと感じる人もいるはずだ。
確定申告が必要となるのは、13年の給与所得合計が2万5661・70レアル以上の人、非課税所得が4万レアル以上の人、資産や権利の売却による収入や株取引による収入のあった人。13年12月31日現在の資産や権利の総計が30万レアルを超える人も申告が必要だ。
また、13年にブラジルに住み始め、12月31日現在も住んでいる人も申告対象となる。それまで住んでいた住居を売り、その金で180日以内に別の家やアパートを買って免税扱いとされた人も申告義務があるので要注意だ。
農業従事者の場合は、年収12万8308・50レアル以上だった人に申告義務が生じる。13年中の収入で12年か13年に生じた損失を補填する事を望む人も、申告が必要なので忘れずに。
納税義務のある人は8回までの分割納入が可能だが、1回毎の納税額は最低50レアルで、初回納入分の支払い期限は4月30日まで。納税額が100レアル未満の場合は一括納入となる。
申告用紙の入手は国税庁(Receita Federal)のサイト(Receitanet)か、タブレットやスマートフォン用のm-IRPFを利用。ディスケッチやペンドライブを使う従来の方式は廃止されたので、注意が必要だ。