ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | サンパウロ州道での死亡事故増加=飲酒運転禁止法の検問緩む

サンパウロ州道での死亡事故増加=飲酒運転禁止法の検問緩む

ニッケイ新聞 2014年3月7日

 2月28日~3月5日のサンパウロ州道での交通事故の死者は昨年同期比37%増の37人に上り、ここ4年間で最悪のカーニバル休暇だったと6日付エスタード紙が報じた。

 サンパウロ州道での事故による死者の67・5%に当たる25人は歩行者とバイクの利用者で、警察は、歩行者が歩道橋などを使わない事やバイク利用者が法規を守らない事が同期間中の事故や死者、負傷者の増加の主要因とした。カーニバル期間中の事故は965件で、864件だった昨年比11・7%増え、負傷者は55人で、445人だった昨年より23・6%増えている。警察によると飲酒運転で捕まった運転手は895人だが、この内何人が事故を起こしたかは明らかにしていない。

 同紙によれば、今年1月に行われた飲酒運転取り締まりのための検問は70回で、昨年の227件より69%も少ない。昨年のカーニバル期間中は、飲酒運転禁止法が厳しくなった直後だったため、検問件数は12年より減ったが、死者数は12年の31人より減っていた。