ニッケイ新聞 2014年3月7日
今年のリオのカーニバルのスペシャル・グループのパレードの結果発表は5日の午後4時から行われ、ウニードス・ダ・チジュッカが2年ぶり4度目の優勝を飾った。採点状況はきわめて大接戦で、チジュッカがサルゲイロと抜きつ抜かれつの大接戦を演じた。後ろからポルテラが猛追をかける中、最後の打楽器部門の審査までもつれ、最後の最後でチジュッカがサルゲイロを0・1ポイント差で振り切った。チジュッカのカルナヴァレスコのパウロ・バロスはこれでここ5年のうち3度目の優勝。事前の批評で「例年ほどの出来ではない」と言われつつ、ここぞで優勝を飾れるところはさすがだ。
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ブラジルを代表する「ロックの祭典」ことロック・イン・リオ米国版が、2015年5月に米国のラス・ヴェガスで開催されると6日に発表された。ロック・イン・リオは1985年にブラジルではじまった際に大成功し、世界的に有名になった。2000年代に入り、スペイン版とポルトガル版がはじまり、14年の今年にはアルゼンチン版も開催される。現在、ブラジルでのロック・イン・リオは2011年以降、奇数年に開催され、毎回大盛況を誇っている。
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民主社会党(PSDB)の前党首のセルジオ・ゲーラ氏が6日、肺がんのため、入院先のサンパウロ市シリオ・リヴァネス病院で死去した。66歳だった。ゲーラ氏は民主運動党(PMDB)、ブラジル社会党(PSB)を経て、99年にPSDB入りした。2007年からはPSDB党首をつとめ、昨年アエシオ・ネーヴェス氏にその座を譲っていた。